トレードスタイルについて

3つのトレードスタイル

投資にはポジションを持つ時間によって大きく分けて3つのトレードスタイルがあります。自分に一番合ったトレードスタイルを確立することが取引を行うのに非常に重要です。

短期トレード

スキャルピング(秒スキャ)
1ティック(値動きの最小単位)~10ティック程度を何度も狙いにいくトレードです。建玉する時間は数秒~数分です。1時間以上ポジションを持つことはありません。
スキャルピング(Scalping)の元の意味は「薄く頭皮を剥ぐ」です。

デイトレード
スキャルピングよりも少し長めにポジションを持つトレードです。
(ただしポジションはその日のうちに決済します)
デイトレードは「日計り」といって米相場の時代から存在する取引手法です。


メリット
短期で取引を終えるので短期的な動きだけを予測すれば良い
損切りを数ティックで行うので1回のトレードのリスクは限定される

デメリット
売買の回数が多くなるので手数料が高くなる
チャートに張り付いて相場が動くチャンスを待つ時間が長くなるので忙しい人には不向き

スキャルピングは短期時間で取引が終了するので忙しい人に向いているという説明をしているサイトがありますが、個人的にはそれは間違いだとおもいます。
確かに取引するだけなら昼休みやちょっとした時間でも可能かもしれませんが、それで勝つことは難しいです。相場はその人の都合の良い時間に合わせて動いてはくれないからです。それに長い時間チャートを見ているから相場の流れが掴めるのであって、昼休みに少しだけチャートを見ても相場の流れを掴めません。
中期トレード

スイングトレード
1日~数週間の期間で行うトレードです。
商品先物取引を行う個人投資家の大半はこのスイングトレードになります。

メリット
商品先物取引の値動きがスイングトレードを行うのに向いている
短期トレードと長期トレードの良いとこ取りが出来る

デメリット
テクニカルとファンダメンタルの両方をしっかり理解しておく必要がある
短期トレードと長期トレードの悪い面だけが出ることもある

長期トレード

ポジショントレード
数か月~数年の期間で行うトレードです。
商品先物取引は限月(納会)がありますので長期には向きません。

メリット
長期のトレンドを狙うので日々の細かな動きをチェックする必要はない
(相場に時間が避けない人向け)
取引の回数は少なくなるので手数料は安く済む

デメリット
期限のない取引が「金限日」と「白金限日」しかないので取引できる銘柄が限られる
損大利小になりがち(損切りは遅く、利食いは早くなる)

トレードスタイルがポジションを持つ時間によって大きく3つに分けられるように、チャートも短期、中期、長期という視点で見ることが大切です。
長期的には上昇トレンドでも短期的には下降トレンドだったり、短期も長期も上昇トレンドだったり様々なパターンがあります。相場を予測する上では時間の概念をきちんと意識するようにした方が良いです。

気を付けたい失敗パターン

短期トレードの失敗

短期のトレードで持ったポジションにも関わらず含み損が大きくなり長期で保有してしまう。

短期トレードのメリットは1回のリスクを限定できるということです。しかし、損切りをしたくないからということで、短期トレードのポジションを中長期で持ってしまうとリスクを限定できるというメリットがなくなってしまいます。短期トレードでもっとも気を付けたいことは損切りを躊躇しないということです。

中期トレードの失敗

中期のトレードのつもりでポジションを持ったのに短期で利食いをしてしまう。

利食いは短期トレード(小さく)損切りは長期トレード(大きく)になりがちです。損大利小(コツコツドカン)を回避するというのは、投資家の永遠のテーマであるようにおもいます。損大利小を回避するのに一番簡単な方法は、建玉する前に利食いポイントと損切りポイントを決めておくことです。そうすれば相場の動きに狼狽して取引することが少なくなります。その結果、損切りばかりになってしまうようであれば、相場の予測方法を再検討してみてください。

長期トレードの失敗

長期のトレードのつもりでポジションを持ったのに短期の小さな値動きで不足金が発生してしまう。

こちらは2019年5/20~8/21の東京金日足チャートです。安値4,487円から高値5,197円まで3か月で700円以上も上昇しました。このような強い上昇トレンドの時でも短期的に下げる局面は存在します。長期的に上がるだろうという予測がせっかく当たっているのに、短期的な下げに対応できずに損切りしてしまうのは勿体ないことです。長期のトレードを行う際には短期的な下げに対応できるだけの資金的な余裕を持たせる必要があります。

どのトレードスタイルが合うかというのは、生活環境や性格によって違ってくるとおもいます。トレードスタイルに優劣はないので、自分に合ったトレードスタイルを見つけてください。

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