商品関連市場デリバティブ取引とは

デリバティブ取引って何?

商品関連市場デリバティブ取引とは、商品価格(コモディティ)を原資産として、そこから派生して生まれた金融商品のことを指します。デリバティブとは、「派生した」とか「副次的な」という意味があり、金融の世界では、デリバティブ取引のことを「金融派生商品」と呼びます。

なお、デリバティブ取引には、先物取引、スワップ取引、オプション取引の3つの取引があります。

商品関連市場デリバティブ取引とは

商品関連市場デリバティブ取引
商品関連市場デリバティブ取引とは、商品価格(原資産)から派生した金融商品のことです。
デリバティブ取引の種類

デリバティブ取引が原資産とするものには、金利、通貨、株価、商品など様々なものがあり、最近では天候や二酸化炭素排出権などの金融商品でないものもあります。

デリバティブ取引は契約時点では、原資産の移動が発生しないという特徴があり、原則として元本に相当する金額の受払を行いません。原資産の将来的な価格変動(損益)のみをやり取りすることになり、原資産に対して少額の資金で取引することができます。(レバレッジ効果)

デリバティブ取引の種類

デリバティブ取引の種類
商品関連市場デリバティブ取引とは、商品先物取引金オプション取引の両方を指すことになります。
先物取引の種類

先物取引とは、将来の原資産の価格を現時点の価格で売り買いする取引のことを指します。原資産の価格変動のリスクを回避するために生まれた取引ですが、リスクヘッジを目的とせずに、その価格変動を利用して利ザヤを稼ごうとする投資家により活発に取引されています。

先物取引には、金利、債券、株価などを原資産とした「金融先物取引」と、工業品、農産物、畜産物などを原資産とした「商品先物取引」があります。

先物取引の種類

先物取引の種類
東京商品取引所から大阪取引所に商品先物取引が移管されたことにより、大阪取引所は金融先物取引から商品先物取引までを幅広く取引する総合取引所となりました。

商品デリバティブ商品先物取引のしくみについてはこちら

将来的には原油も?

大阪取引所に上場できる商品先物取引の商品は、金融商品取引法施行令第一条の十七の二の規定に基づき金融庁長官が指定する商品とされています。

金融商品取引所における市場デリバティブ取引の対象となる金融商品

金・銀・白金・パラジウム・原油・くん煙シート・技術的格付けゴム・大豆・小豆・とうもろこし

ここに2020年6月10日に「ガソリン」と「軽油」が追加されました。将来的には石油市場も大阪取引所に移管されるのかもしれまん。

商品デリバティブ取引
石油市場が上場できるように法改正されただけで、実際に上場することが決まったわけじゃないわよ
>当サイトおよび商品先物取引の注意事項

当サイトおよび商品先物取引の注意事項

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