呼値と倍率

取引所で決められている金の価格は1gあたりの価格になります。この1gのことを呼値(よびね)といいます。呼値は各商品ごとに決められておりガソリンは1㎘、ゴムは1㎏になります。

銘柄呼値

金・白金

1g
原油・ガソリン・灯油

1㎘

ゴム(RSS・TSR)1kg
とうもろこし・大豆1t
商品先物取引のしくみ
金は1gが4500円、原油は1㎘が45,000円、とうもろこしは1tが25,000円ってことなんだ!
新聞の見方

商品先物取引の呼値あたりの値段は、株価と同じように翌日の日経新聞等に掲載されています。また、商品先物業者や取引所のホームページでも確認することが可能です。

新聞の見方(呼値)

日経新聞には、その日の始まりの値段(始値)、一番高かった値段(高値)、一番安かった値段(安値)、最終的な値段(清算値)の4つの値段と前日に比べていくら値段が動いたのか(前日比)がそれぞれの限月ごとに記載されています。

海外の呼値
日本の金の呼値は1グラムだけど、海外の金の呼値は1トロイオンスになるわよ。
原油の呼値
1トロイオンスは31.1035グラムだね。ちなみにWTI原油の呼値は1バレル(158.987リットル)だよ。
倍率とは?

商品先物取引では1口のことを1枚(まい)と呼びます。取引する最小の単位(ロット)のことになります。金なら1,000g、原油は50㎘、ゴムは5,000㎏と銘柄によってまちまちです。この取引単位を呼値で割ったものを「倍率」と言います。

銘柄取引単位倍率
金(標準)1,000g1,000倍
金限日100g100倍
白金(標準)500g500倍
白金限日100g100倍
原油50㎘50倍
ガソリン50㎘50倍
灯油50㎘50倍
ゴム(RSS・TSR)5000㎏5,000倍
とうもろこし50t50倍
大豆10t10倍
商品先物取引のしくみ
レバレッジと倍率が混同してわかりにくいわ???
商品先物取引のしくみ
レバレッジは証拠金に対して何倍の取引をしているのかということで、倍率は取引所で値段を決めている呼値に対して何倍の取引をしているかっていうことだよ

レバレッジと倍率の違い

レバレッジと倍率
1ティックの売買差損益
商品先物取引のしくみ
倍率とレバレッジがややこしい人は1ティック(呼値の単位)で差損益がいくらでるのかを考えると取引がイメージしやすいかもね
銘柄1ティック(利幅)差損益
金(標準)1円1,000円
金限日1円100円
白金(標準)1円500円
白金限日1円100円
原油10円500円
ガソリン10円500円
ゴム0.1円500円
トウモロコシ10円500円
商品先物取引のしくみ
金(標準)が1ティック(1円)動いたら1,000円儲かったり損したりするってことなのね

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