順張りと逆張り・抵抗線と支持線
順張りと逆張り
順張りとは、相場の方向性が上であれば買い、下であれば売りの売買する方法で、トレンドフォローとも言います。うまくトレンドに乗ることができれば大きな利益を得ることができる反面、トレンドが出ない場面では損失を重ねやすくなります。
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逆張りとは、相場の方向性が上であれば売り、下であれば買いの売買をする方法で、明確なトレンドが出ていない時に有効です。一度の利益はそれほど大きくはありませんが、高い勝率で売買を重ねることによって利益を増やしていくことが出来ますが、明確なトレンドが出た時に大きな損失を被る可能性があります。
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レンジ相場は逆張り有利
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レンジ相場の時の投資家のパターンを考えてみましょう。
- 上限ラインにタッチしたことで買っている人が上昇はここまでだろうということで決済しようとする売り注文が出てきます。また、ここが上限であると考える人は新規に売り注文を出してきます。その結果、売り注文が多くなり下げる確率が高いです。
- 上限ではね返されたことでレンジ内に戻されてしまいました。上限ラインを突破するだろうと考えて買いポジションを持っていた人は諦めて決済します。(売り注文)また、今度は下限ラインを試しにいくだろうということで新規に売り注文を出す人が現れます。
- 下限ラインにタッチしたことで売っている人は下降はここまでだろうということで決済しようと買い注文が出てきます。また、ここが下限であると考える人は新規に買い注文を出してきます。その結果、買い注文が多くなり上げる確率が高いです。
トレンド相場はレンジ相場より始まる
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トレンド相場はレンジ相場を抜けた時に始まります。
- 上限ラインで戻らずにそのまま上限ラインを超えてきました。上限だと考えて売りポジションを持っている人が多い状況ですが、その人達は上限を超えてしまったということで売りポジションを諦めて決済してきます。(買い注文)また、上限を超えたということで買い注文を新たに出してくる人も現れて大きく上昇する可能性が高いです。
- レンジを大きく抜けてきましたのでレンジ内の売りポジションを持っている人には大きな含み損がでています。この人達の損切り(売りポジションの決済なので買い注文)により上昇します。
- レンジを大きく抜けて少し戻したところです。レンジの期間が長ければ長いほどレンジ期間中に売りポジションを持ってしまった人が多くなります。売りポジションを持っている人が多いということは、その人達の損切りの注文で再び上昇する可能性が高いということです。
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レンジブレイクの例(金週足チャート)
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![商品デリバティブ取引](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/女笑顔.png)
抵抗線と支持線
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上昇トレンドでは何度も抜けなかったエリアが抵抗線(レジスタンス)となり、一度ブレイクアウトすると支持線(サポート)となる。
今まで抵抗線だったところでは大量に売りポジションを持っている人がいます。レンジを抜けたことで、この人達は最小の損切りでポジションを決済したいと考えます。その決済のポイントが支持線となります。売りポジションの決済ですから買い注文となります。ですから抵抗線付近になると買い注文が大量にでてくるので支持線として機能します。
だましには気を付ける
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レンジブレイクしたことで①では新規に売り注文が大量にでてきます。それにも関わらず買い注文の方が多く、逆に上にレンジブレイクしました。このような動きを『だまし』と呼びます。下に抜けると①で考えた人達が売りポジションを持ってしまったために、②まで上昇した時には、この人達が損切りで買い注文を出してきます。その結果、『だまし』なしでレンジブレイクした時よりも上昇のエネルギーは大きくなります。
このようなパターンを見たときには、一度落ちたときには売っていくしかないのですが、戻ってきた時には必ずロスカットをしてすぐに逃げるようにしてください。また、ここから逆サイドにいった場合というのは、少々遅くてもエントリーすればその後の値幅というのは期待できます。