押し目買い、戻り売り・転換の察知
押し目買い、戻り売り
押し目とは、上昇傾向にある相場が、一時的に下がる時のことを言います。
押し目買いとは、そういった時を見計らって買うことをいいます。一時的に下がった場面で、押し目なのか、相場の転換点なのか、という判断が押し目買いの命運を分けることになります。
![商品先物取引の押し目買いポイント](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/4b5468be25fce7a8f0b3a109e8dcfefc.png)
逆に、戻りとは、下落傾向にある相場が、一時的に上がる時のことを言います。
戻り売りとは、そうした時を見計らって売ることを言います。
![商品先物取引の戻り売りポイント](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/f2e75c0052ca17f1d9278a04a8c19ac7.png)
いずれの場合も、トレンドの大きな流れに逆らうことなく仕掛けることが出来ます。
トレンドには逆らうな
![商品先物取引の上昇トレンド](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/トレンドフォロー.png)
トレンド相場と言っても様々な形があります。ただ最も強いトレンドというのはこのような綺麗な形のチャートです。なぜ、このようなギザギザの上がり方になるかと言うと、買った人が上限ライン付近になると利食いで売るからです。しかし、下限ラインまで下がると押し目買いということで新たな買い注文が出てきます。適度に利食いを消化しながらの上昇が一番強いです。
このような綺麗なトレンドの時には逆張りは厳禁です。押し目買いを心掛けましょう。
原油2時間足トレンド
![](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/02/原油トレンド.jpg)
![商品先物取引のトレード手法](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/おじさんやる気-150x150.png)
![商品デリバティブ取引](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/女の子笑顔-1.png)
転換の察知
![商品先物取引の転換点](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/26481fd45ca77f17a264309000476148.png)
上昇トレンドが続いていて、最後の調整がおきたときに見るポイントとしては、調整の幅を見ます。前回までの調整の幅、例えばはじめの上昇と二度目の上昇で10上げて5落ちたとして、これまでの5の調整に対して三度目の上昇後に10落ちてきたとします。前回までの調整よりも最後の調整が大きくなった場合はどのように考えるかというと、これまでよりも売り圧力が強くなってきたというふうに考えます。
![商品先物取引の転換点](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/d3f3da410625d35cec4c113906b478c4.png)
もう一つの見方としては、調整の幅はそれほど前回と変わらなくても調整の時間が長くなった場合です。例えば、はじめと二度目の調整にかかった時間が5分間としたときに、最後の上昇で5分を越えて10分たっても前回の高値を越えられなくなってきている、もしくはその5分を超えてまだ調整が続いているというケースに遭遇した場合には転換点が近いと考えます。
このような両方の値幅、もしくは時間というのが前回までの調整よりも深くなったり、長くなったりした場合には転換が近づいているということを察知してもらいたいです。
つまり、綺麗なトレンドが何らかの形で崩れた時には転換の可能性があるということです。
トレンドの転換
![商品先物取引のトレンドの転換](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/afc6280d19dfb9606ebc6670de5c5c0e.png)
通常、転換のパターンには二つのパターンがあります。
下落トレンドから上昇トレンドへの転換としますと、上の左の図のように安値がきり上がるパターンと、上の右の図の安値は下がっていっているが直近の高値をこえていくパターンの二つのどちらかになります。
上の図で一般的に買いにいく場合はしっかり安値がきり上がっているかをみて買いにいきます。右側のだましのパターンでは下の突き抜け幅が狭い時に一気に反転していくケースが仕掛けやすいパターンです。
上の二つのパターンでどちらが強力かというと、右側のだましのパターンのほうが強力です。なぜなら、下に突き抜けた時に売っていた人たちをつかまえて上に持っていきます。直近の高値を超えると売っていた人たちがロスカットしてくるため一気にいきます。
左の安値が切りあがるパターンは、上のほうで売っていた人たちが『安値がきり上がった』ということを見て決済してきます。ですので、どちらかというと左側のパターンのほうが構えられ、右側のパターンはあまり構えられないため一気にいくパターンとしては右側のほうが強力ということになります。もし右側のパターンで自分が売っていた場合を考えてもらえばわかりやすいと思います。
![商品先物取引のトレード手法](https://www.traderdo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/03/おじさんキラリ-150x150.png)