ろうそく足の見方と相場のパターン
ろうそく足の見方
ろうそく足とはチャート上での一定の期間中の値段の上げ下げを表しています。その期間中、値段が上がっていれば陽線(ようせん)、値段が下がっていれば陰線(いんせん)と言います。陽線や陰線を表す色は、チャートを表示するソフトの設定によって変更できます。


ろうそく足の期間は様々な長さで設定でき、1分、60分など、短い時間のものから、1日、1週間、1ヶ月など、長い時間のものまで、自由に設定が出来ます。例えば、1分のろうそく足とは、1分ごとに新しく更新されていくろうそく足のことでこれを1分足と呼びます。四本値(よんほんね)とは、ろうそく足の表示が始まる時の値段である始値、ろうそく足の期間中の高値と安値、ろうそく足の計測が終わる時である値段の終値の4つの値段のことを言います。
分足が表すもの

実体とヒゲ
始値と終値の関係を示した長方形部分を「実体」といいます。
実体の上下に伸びている直線は「ひげ」といいます。

ろうそく足は実体とヒゲの組み合わせで構成されます。
実体やヒゲの組み合わせや、いくつかのろうそく足の組み合わせによって短期間の相場の動きを予測することが可能です。

ロウソク足の形状の名称
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大陰線 | 大陽線 | 小陰線 | 小陽線 |
すごく弱い | すごく強い | 揉みあい | 揉みあい |
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上ヒゲ陰線 | 上ヒゲ陽線 | 下ヒゲ陰線 | 下ヒゲ陽線 |
かなり弱い | 弱い | 強い | かなり強い |
相場はレンジかトレンドの2つ
レンジ相場
レンジ相場は上限と下限の中で上げ下げを繰り返す相場です。ボックス相場とも呼びます。

上限と下限のラインが水平でない場合もあります。上限と下限が広くなったり狭くなったりするレンジ相場もあります。特にレンジの幅が狭くなっていく相場を三角持合いと呼びます。

トレンド相場
トレンド相場は上限ラインを切り上げて(切り下げて)下限ラインを切り下げて(切り上げて)一方方向に動く相場です。

相場はレンジ相場とトレンド相場の2パターンです。このパターンを見極めることが非常に重要です。
トレンドの発生する期間は、トレンドの発生しない期間に比べて少なく、全体の1割から2割程度と言われています。
レンジとトレンドの例(白金日足チャート)


