損切りのポイント

損切りのポイント

7/31(日本時間8/1 3:00)にFRB政策金利発表があり、2.50%から2.25%へと0.25%の利下げが予測されています。

黒田日銀総裁は黒田バズーカーと呼ばれるようなサプライズ発表がありましたが、FRBはそのようなサプライズは好みません。出来る限り市場が混乱しないように事前に方針をアナウンスして、市場が十分に織り込んでから金融政策の変更を実行に移します。
(それだけFRBの金融政策は世界経済に影響を与えるということです。)

今回の利下げも周到にアナウンスした利下げであり、市場の予想どおりの0.25%の利下げになるでしょう。

注目されるのはパウエル議長の会合後の声明になります。ハト派傾向であると予測すればゴールド買い、タカ派傾向であると予測すればゴールド売りになるのではないでしょうか。

ただ、買い建玉を持つにしても売り建玉を持つにしても損切りのポイントは決めておいた方が良いです。今であれば、買い建玉を持っているのであれば、四時間足の75EMA(75日移動平均線)の4,901円を切ってくれば損切り、売り建玉を持っているのであれば、7/19の高値4,983円を超えてくれば損切りなどテクニカル的なポイントでの損切りを考えることができるとおもいます。

金 四時間足チャート
金四時間足チャート

相場の予想というのは間違えることも当然あるわけで、大切なのは相場が思惑と反対の方向に動いた時にどのように対処するかです。初心者の方には建玉する前に損切りをどこで行うのかを事前に決めてから建玉することをお勧めします。事前に損切りのポイントを決めておけば、思惑と反対の方向に相場が動いても右往左往しなくて済みます。

リスク管理には2つの方法があり、一つは資金管理であり、もう一つが損切りになります。損切りというのは相場の経験が長い人でも、どうしても躊躇してしまうものです。しかし、建玉するのと同時に損切りのポイントを定めておけば、そのルールに従い損切りするだけですので、精神的な負担が少しは減るのではないでしょうか。


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