やってはいけないこと

これはやってはいけないという個人投資家が失敗しやすいつのポイントです。
相場とメンタル と重複する点はあるとおもいますが、特に重要なポイントになりますので注意してください。

先物取引はハイリスク・ハイリターンな取引です。「ハイリスク・ハイリターン」というと悪いイメージをお持ちの方も多いとおもいますが、ハイリスク・ハイリターン自体は「善」でも「悪」でもありません。「ハイリスク・ハイリターン」は諸刃の剣ですので、使い方によって毒にも薬にもなります。使い方が肝心ということです。

知識や情報が乏しい中での取引

商品先物取引に限らず投資や投機は、十分な知識や情報を持たずに取引してはいけません。

やってはいけない

取引を始める前に、入念に取引のルールや仕組み、銘柄の特徴や動きについて知る必要があります。投資について初心者の方は、まず最小のロットで取引を経験してみてください。

また対面取引で担当者のアドバイスをもらいながら取引している場合でも、最終的に売買の判断をするのは投資家自身です。担当者にすべてを丸投げしてはいけません。担当者のアドバイスを参考に情報を集めて自分で売買の判断ができるようにしてください。

商品先物取引のしくみについてはこちらのページをご覧ください。

商品先物取引のしくみ

予算を超えた取引

投機は余裕のある資金で行ってください。資金に余裕がなくなれば精神的にも余裕がなくなります。

投機で大切なのはリスク管理です。リスク管理が重要ということはほとんどの方は知っているはずなのですが、それでも多くの方が大相場になると大きな損失を出してしまいます。
その理由は、ボラティリティと相場のパターンのボラティリティ(2)でご説明したように、ボラティリティというのは動き始めると拡大していく特性があるからです。

リスク管理というのは、このボラティリティの拡大も想定した上で考える必要があります。

リスク管理の本当の意味とは、損失を被ってもその後のトレードに支障のない範囲に、一度に取るリスクを抑えるということです。

それは資金的な面と精神的な面の2つの側面があります。例えば資金の半分以上を失ってしまえば、今までと同じ枚数の建玉は出来なくなるでしょうし、また、精神的にも冷静な状態でいることは難しいでしょう。そうなれば、損失を被る前と同じトレードをすることが出来なくなります。こういう状況になることを防ぐことが、本当の意味でのリスク管理です。

商品デリバティブのリスク管理

寝ずに取引する

商品先物取引に限らずFXや株式もインターネットで夜中まで取引ができるようになりました。ポジションを持っていると夜中でも値段が気になるのはよくわかります。ただ毎日、夜中まで取引を続ければ間違いなく体調を崩します。
寝ずに取引してはいけません

体調が悪い状態で冷静な判断をすることは非常に難しいです。体調管理も投資を行う上では大切です。夜間取引については、寝ている間は逆指値などでリスクをコントロールしてください。もしそれでも夜にポジションが気になって寝れないというのであれば、ポジションを多く持ち過ぎです。ポジション持っていても心穏やかに過ごせる程度のポジション量でのトレードを行いましょう。

過剰な取引

個人投資家が失敗する一番の原因はトレードのしすぎにあります。ポジションをとにかく持っておかないと気が済まないというのはトレード中毒です。儲けようという意識(欲)が強すぎると逆に儲けることからは遠ざかります。投機は自分の欲との闘いでもあります。「儲けたい欲」と「損したくない欲」をしっかり抑えてください。
「休むも相場」です。

商品デリバティブ取引:トレード中毒

両建て

両建てについては賛否両論あるとはおもいますが、個人的にはやらない方が良いとおもいます。両建てとは売りと買いを同時に持つことですが、一方では損失がでて一方では利益がでます。
両建てやってはいけない

戦略を持って両建てを行う方については何も言うことはありませんが、損切りしたくないけど、これ以上の損が膨らむのは困るから守りのために両建てをするという方がいます。これは守りでもなんでもなく失敗から目を背けるだけの逃げです。その場しのぎで両建てにしたところで事態が好転する可能性は低いです。
下がると考えるならば売りだけにする。上がると考えるならば買いだけにする。どちらに動くか判断が難しい時はポジションを持たない。両建てにするぐらいなら、素早く損切りをするほう良いです。

投資だと勘違いしない

商品先物取引は投資ではありません。投機です。市場に参加するトレーダーがお金の奪い合いる取引です。市場参加者はプロや歴戦の投資家ばかりだと考えてください。たまたま運が良く勝つこともあるでしょうが、本当の実力がなければ一般投資家がプロから勝ち続けることは難しいです。最終的には資金を溶かしてしまうことになるでしょう。投資と投機を混同しないようにしてください。

>当サイトおよび商品先物取引の注意事項

当サイトおよび商品先物取引の注意事項

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